水研ぎ用シンクの選び方とサイズ設計
プラスチック製品の水研ぎ作業では、粉や水が発生しやすく、シンクの広さや深さ、排水のしやすさが作業性に大きく関わります。
既製品でも対応できるように見えて、実際にはサイズや仕様が合わず、使いにくさにつながることもあります。

プラスチック製品の水研ぎ工程向けに、大型の一槽シンクをオーダーで製作しました。
広い作業スペースと十分な深さを確保することで、大きなワークでも余裕をもって扱いやすく、水はねや飛散も抑えやすい仕様としています。

シンク内寸は幅1500mm、奥行800mm、深さ320mm。作業時の負担を減らしながら、周囲を汚しにくい環境づくりにもつながるサイズです。
底面には排水へ向かって勾配を設け、研磨カスや汚れが溜まりにくい構造としました。排水口は中央に配置し、効率よく水を流せるようにしています。
排水金具にはφ180の塩ビトラップを採用しています。手が入りやすく、研磨粉やスラッジの清掃がしやすいため、水研ぎ作業のように汚れが溜まりやすい用途では、日々のメンテナンス性にも差が出ます。
ジャバラホース付きで、設置条件にも柔軟に対応できます。
シンク内部の四隅はRではなく角仕様とし、ワークを安定して置ける形状としました。こうした細かな仕様の違いも、実際の使いやすさを大きく左右するポイントです。

本体にはSUS304を使用し、水や研磨による負荷がかかる環境でも安心して使える耐久性と耐食性を確保しています。脚部は角パイプで構成し、全体高さは1000mmとすることで、強度と作業性のバランスをとった設計としています。
水研ぎ作業では、粉・水・作業スペースのバランスが重要になります。シンクのサイズや構造を用途に合わせて検討することで、作業効率や清掃性の向上にもつながります。
既製品で合わない場合は、使用環境に応じた仕様を検討することも一つの選択肢です。
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